ランサーエボリューション生産終了

日本でも数少ないスポーツモデルの1台でも三菱のランサーエボリューションXですが、先日、一部のモデルを2014年いっぱいで生産終了することを発表しました。

 

そのモデルがTS-SSTというセミオートマチックトランスミッションを持つ、いわゆるATモデルです。

 

TC-SSTは、ドイツのゲトラグというスポーツモデルやレーシングマシンのトランスミッションなどを手掛けるところで開発されたもので、フォルクスワーゲンによく使われるDSGと同じような構造を持ったトランスミッションです。

 

構造は基本的にはマニュアルトランスミッションと同じ、ギヤの組み合わせによって変速し、クラッチを用いて動力の伝達・切り離しを行うものとなっているのですが、このクラッチ操作と変速操作を自動で行い、ATとして扱うようにしたものです。

 

このトランスミッションの特徴的な部分は、通常一つしかないクラッチを二つ持っていることで、その2つのクラッチの切り替え作業も含めて行うことによって、レーシングドライバー以上の非常に速いシフトチェンジが可能になっているのです。

 

ATやCVTのようにトルクコンバーターやベルトによるロスがなく、ダイレクトなパワーを伝えることができるので、スポーツ走行に適したトランスミッションとされていました。

 

国産車の中でこういった構造を持つ車は、このランサーエボリューションXと日産GT-Rだけで、そのうちに1台が2014年中になくなってしまうのです。

 

5速マニュアルトランスミッション仕様モデルは継続して販売されるので、ランサーエボリューションX自体はまだまだ生産が続けられるのですが、TC-SSTが消えてしまうのはちょっと残念です。

ランサーエボリューションにまつわる間違った情報

インターネットが普及して簡単に情報を手に入れることができるようになった現在、仕事にもプライベートにもこの情報源を活用していると思いますが、一つだけ注意していただきたいことがあります。

 

それはインターネット上にある情報がすべて正しいものではないということです。

 

ある日、三菱のランサーエボリューションXのことを調べるため、世界的に有名なオンライン百科事典のようなサイトを見ていました。

 

そこには、ランサーエボリューションXは「ギャランフォルティスをベースにして作られた」と書かれているのです。

 

10代目のランサーエボリューション以前のモデルはランサーという大衆車をベースして作られていたのですが、現行モデルのランサーエボリューションXはこの車専用に設計されたもので構成されるようになりました。

 

そしてその設計を使って安い車に仕上げたのがギャランフォルティスという車であって、ギャランフォルティスがベース車両ではなく、ランサーエボリューションXの廉価バージョンがギャランフォルティスなのです。

 

このことはランサーエボリューションに詳しい人間は誰もが知っていることなのですが、そのオンライン百科事典のランサーエボリューションXの項目を見ると、堂々とそう書かれているのです。

 

これは間違っているということで、一度修正記事を乗せたところ見事に削除、現在もその間違った情報のまま載せられています。

 

このサイトは誰が管理しているのか分かりませんが、この記事を書いた人もそれを認めた人も、エボIXと同じ経緯でエボXができたと安易に判断しているのです。

 

どんな分野でも専門的な知識がない人間がこういったものを書くと必ず間違った情報になることが多く、その結果、詳しい情報を知りたければ専門家に聞くのが一番ということになります。

 

この文章を見てからはこのサイトを信じることはなくなりました。

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